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2012年12月18日 (火) | Edit |
総選挙も終わり、日本では年末に向けて忙しい方が多いかと思います。
えりグラ家もクリスマスのプレゼントの準備がやっと半分ぐらい終わりました。出費がかさむ〜…。

先日、アメリカでは悲しいニュースがありました。
コネチカット州ニュータウンの小学校での銃乱射事件。犯人は20歳の青年で、彼の母親は乱射事件のあった小学校で教師をしていたそうです。この事件によって犯人を含む27人が命を落としました。

こういうニュースが流れるたびに、私は

「どうしてこんなに簡単に銃が手に入る状況なの?!おかしいよね?!」

と怒ってしまうのですが、グラは少し違って、

「猟銃ぐらいはいいけど、アサルトライフルみたいにいっぺんにたくさん弾が発射出来るような銃は法で規制するべきだ」

と言います。ここが日本とアメリカの違いだそうですが、結局アメリカは長い開拓の歴史によって、銃を手放せない社会になっていること、また自分の身は自分で守るのが常識なので、個人が銃を持つ自由が尊重されるんだそうです。
でも、もう開拓の時代は終わっているし、これだけ乱射事件が起きてもまだかたくなにその権利を守り続けようとするアメリカ人ってどうなのよ?と思ってしまいます。


グラのママはグラが小さい頃からたとえおもちゃでも、銃の形をした物を絶対にグラに触らせなかったし、銃を見るのも嫌だと言うくらい嫌っています。
義妹も、テレビで少しでも銃が映るだけで

「子どもがいるんだから消して!!!」

と半狂乱になります。前に、義父が『フォレストガンプ』を姪っ子の前で見ていたら、義妹にものすごい怒られていました(トムハンクスがベトナム戦争で戦っているシーンで)。
私は、そういう面では、ちょっとぐらいの爆発シーンぐらいは平気かなと思っていたんですけど、それも銃や戦争が全く別世界のものとして捉えていたから危機感が薄かったんだと思います。


と、ここまで銃を嫌っていても、全米ライフル協会に対して何も文句は言わないし、義父は昔ハンティングが趣味だったそうですが、そういう趣味に対してはグラのママも干渉はしなかったそうです。


良くも悪くも個人の自由が尊重されるアメリカ社会で、たとえこのような残虐で悲しい事件が何度起ころうとも、銃規制はかなり難しそう。


そんな中でも声をあげて銃規制に賛成する人もたくさんいます。
コメディアンのクリス・ロックがこの事件についてこんなコメントをしていました。

There's no such thing as assault weapons .Punching somebody in the face that's an assault. If this guy had assault weapons those kids would still be alive . Lets start calling these weapons what they really are " PEOPLE KILLERS"

「アサルトウェポン(暴行用の武器)」なんてものはない。誰かの顔を殴ったらそれは暴行(assault)だ。もしこの男がアサルトウェポンを持っていたのなら、子ども達は死なずに済んだだろう。これからはこの武器の名前を本来呼ばれるべき名前、すなわち「人殺し(PEOPLE KILLER)」と呼ぼう。

ちょっと意訳してしまっていますが、現在のアメリカの銃社会をとても皮肉ってます。
この人は政治的にもDemocrat(民主党)支持者のようですが、どちらかというと民主党支持者は銃規制に賛成、Republican(共和党)は銃規制反対派が多いです。共和党のバックに全米ライフル協会が付いているのもその理由でしょう。

銃規制については、1994年の「ブレディ法」などの施行によって一時的に規制が強まっていたこともありますが、共和党のブッシュ政権になってこういった法律が失効になり、前回の大統領選で立候補していたロムニーも銃規制に消極的だったことから、クリス・ロックの今回の事件に対する発言も、「ほら見たことか!」という共和党政権に対する皮肉が見て取れるような気がします。


私は移民ですので、あまりどちらの政党にも深い思い入れはなく、アメリカの政治的な部分には一歩引いて見ているつもりですが、感情的には銃規制はできればして欲しいです。根絶はとても困難だと思いますが、子どもをこっちの学校に通わせなくてはならない身としては、せめて、その辺にいる人間が簡単に銃を人に向けるような機会を減らす努力ぐらいはして欲しいと思います。犯罪者は一定数いるし、「悪い人たちから身を守るために自分たちも銃を持つ!」とみんなが主張し続けたらこういう事件は絶対なくならないと思います。

ギャングやマフィアみたいな人間はそういう特定の地域に集まるので、自分自身が気をつけて雰囲気の悪い場所に変な時間帯に近づかないようにすればある程度避けられることです。
私がそれより怖いのは、こういった郊外で、真っ昼間の平和な時間帯の静かな場所で、今まで普通の暮らしをして来た人が、何の目的や理由もなく突然狂ったように銃を無関係の人間に向けることです。こっちは、察することが難しい分、避けようがない。この男の子の家庭だってニュースを見る限りでは他の一般家庭と大差ない普通の家庭に見えます。決して親がマフィアとかではなさそうです。


自衛のために銃をどうしても持ちたいなら、せめて麻酔銃じゃだめなのかな。
あまり武器に対して知識もないし、何とも言えないけど、今回の事件で色々考えてしまいました。

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テーマ:アメリカ生活
ジャンル:海外情報
コメント
この記事へのコメント
初めまして
こんにちわ<(_ _)>
僕は銃規制に全面的に反対です。銃から家族を護りたいなら自分達も武装化すればいいだけです。早く民主党政権が終わり共和党政権になる事を祈るぐらいです。また、禁止になっているアサルトライフルを復活して欲しいですし、新型のニューモデルの銃が多種類出るのを待ってます。ライフル協会には銃規制にならないように頑張って欲しいです、その為に頑張って寄付を続けます。
2013/01/09(Wed) 20:29 | URL  |  #-[ 編集]
-さん
コメントありがとうございます★
銃規制反対派の方の意見も、この国に住んでいるとなるほどと思う所はあります。私も、クレー射撃などは興味あります。
ただ、先進国として、学校に簡単に何連射もできる銃を持ち込める現在の状況は、やはり間違っていると思います。子どもが学校にいる間、家族は学校に子どもを預けているのですから、守りたくても守れません。
グラは、すべての銃を規制することには賛成していませんが、アサルトライフルみたいな連射出来るような銃を、自衛のために一般家庭が所持できる必要性はないと言っていました。
反対派のご意見、参考になりました。ありがとうございます。
また、ブログ遊びに来て下さい。
2013/01/10(Thu) 03:48 | URL  | えり #-[ 編集]
銃について
高校の英語教師で、アルコムワールドからブログ名を知りました。なかなか楽しく見ています。
さて、銃についてですが、日本との文化の違いを感じています。線引きが難しいかもしれませんが、麻酔銃タイプで武装できないのかな、という気はしますね。(下はえりさんの旦那さん用に英語で書いてみました。)
I'm a high school English teacher, and I knew this blog from the ALCOM WORLD. I really enjoy readning your comic.
By the way, when it comes to guns, I'm really feeling cultural difference between the U.S. and Japan. It may hard to difine, but I think arming by an anethesiatic gun will be useful.
2013/01/14(Mon) 14:51 | URL  | sumomo #-[ 編集]
sumomoさんへ
ブログ訪問して下さりありがとうございます。
『アルコムワールド』の漫画も読んで下さっているとのこと、とても励みになります。

いただいた文、グラが帰って来たら、早速見せたいと思います。
私も麻酔銃などの殺傷能力の低い武器での武装がいいんじゃないかなと思います。
ニュースを見ていると、なかなか改革は難しそうですが、少しでも安全な社会を目指して欲しいなと、外国人の視点からそう思います。
最近、教員に武装させることを決めた州のことをニュースで見ましたが、教育現場でまさか銃の訓練をするとは…先生達もびっくりですよね。
また、ブログに遊びにいらして下さい。
2013/01/15(Tue) 08:58 | URL  | うぇすた えり #-[ 編集]
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